栃木シティがJ3参入からJ2昇格へ|2024年JFL優勝と2025年の快進撃

栃木シティは、2026/27シーズンをJ2で戦っています。

2023年に関東サッカーリーグ1部からJFL、2024年にJFLからJ3、2025年にJ3からJ2へ進みました。クラブ公式の沿革にも、2023年のJFL昇格、2024年のJ3昇格、2025年のJ2昇格が記録されています。

ただし、試合の順位だけでJ3やJ2へ上がれたわけではありません。Jリーグへ入るための審査や、上のカテゴリーで戦うためのクラブライセンスも関係しています。



シーズン 主な所属 主な結果
2023年 関東サッカーリーグ1部 全国地域サッカーチャンピオンズリーグ優勝、JFL入会承認
2024年 JFL JFL初優勝、J3入会決定
2025年 J3 勝点77でJ3初優勝、J2昇格
2026年 J2・J3百年構想リーグ 最終29位、成績による昇格・降格なし
2026/27 J2 J2リーグに参加

2017年にJFLから降格し、2023年に戻った

栃木シティは1947年に日立栃木サッカー部として創部しました。2017年にはJFLから関東サッカーリーグへ降格しています。

2018年には関東サッカーリーグ1部を17勝1分の無敗で優勝しましたが、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの1次ラウンドを突破できず、JFL復帰には届きませんでした。

2018年12月14日、栃木ウーヴァFCから「栃木シティフットボールクラブ」へチーム名が変更されました。クラブはそれ以前の同年7月、2019シーズンからチーム名を変更すると発表していました。

JFLへ戻る転機になったのが2023年です。

関東1部では2位でしたが、全国地域サッカーチャンピオンズリーグへ出場。1次ラウンドはFC徳島に4対1、ヴェロスクロノス都農に3対1、VONDS市原FCに1対0で3連勝しました。

決勝ラウンドは福山シティFCに1対2で敗れたあと、VONDS市原FCに1対0、ジョイフル本田つくばFCに4対0で勝利しました。田中パウロ淳一選手は大会4得点を記録しています。

栃木シティは大会を制し、2023年12月5日のJFL理事会で2024シーズンからのJFL入会を正式に認められました。

J3へ入るには順位だけでなく入場者数などの条件もあった

2024年9月24日、栃木シティには2025シーズンのJ3クラブライセンスが初めて交付されました。ライセンス取得後も、Jリーグへの入会審査が別に行われています。

10月29日のJリーグ理事会では、J3入会が条件付きで承認されました。

Jリーグが示した10月27日時点のホームゲーム平均入場者数は2,033人です。2024年当時の入会条件には、ホームゲーム平均入場者数2,000人、年間入場料収入1,000万円、財務面の審査、JFL最終順位2位以内などがありました。

11月17日のJFL第29節では9,531人が来場し、アトレチコ鈴鹿に6対0で勝利。栃木シティは初めてJFL優勝を決めました。

Jリーグも同日、J3入会審査項目をすべて満たしたとして栃木シティの入会を確定しました。これにより、2025シーズンから初めてJリーグで戦うことになりました。

J3参入1年目でJ2昇格と優勝を決めた

2025年9月25日には、栃木シティに施設基準の例外規定を使ったJ2クラブライセンスが交付されています。

11月23日の第37節でAC長野パルセイロに3対0で勝ち、年間2位以内が確定。J3参入初年度でJ2への自動昇格を決めました。

最終節はSC相模原に5対0で勝利。最終成績は38試合で23勝8分7敗、勝点77、69得点、37失点となり、J3初優勝を果たしました。69得点は鹿児島ユナイテッドFCと並ぶリーグ最多です。

2026年の百年構想リーグで29位でもJ3へ降格しなかった

2026年2月7日から5月24日まで地域リーグラウンド、5月30日・31日と6月6日・7日にプレーオフラウンドが行われた「明治安田J2・J3百年構想リーグ」にも栃木シティは参加しました。

最終順位は29位でした。

ただし、百年構想リーグは大会結果による昇格・降格を行わないルールでした。そのため29位になってもJ3へ降格していません。

2026/27シーズンのクラブ編成では、栃木シティはJ2、栃木SCはJ3に入っています。

JFLからJ3と、J3からJ2では昇格条件が違う

移動 主な条件
JFLからJ3 J3クラブライセンス、Jリーグ入会審査、JFL順位、平均入場者数、年間入場料収入、財務面など
J3からJ2 年間1・2位は自動昇格、3~6位はJ2昇格プレーオフ。J1またはJ2クラブライセンスも必要

2024年のJ3入会では、競技成績だけでなく入場者数や入場料収入なども審査されました。

2025年はJ3年間2位以内を確定させたため、栃木シティは昇格プレーオフを使わずJ2へ進んでいます。

ホームスタジアムはCITY FOOTBALL STATION

栃木シティのホームスタジアムは、栃木県栃木市にあるCITY FOOTBALL STATIONです。

現在のクラブ公式スタジアム案内では、JR両毛線の岩舟駅から徒歩約30~40分、タクシーで約5分とされています。車では佐野藤岡ICから約15分です。

ホームタウンは栃木市、壬生町、足利市、佐野市です。佐野市は2025年9月に追加されました。

栃木シティのJ2戦はDAZNで配信予定

2026年8月13日時点のJリーグ公式配信予定では、8月15日のヴァンラーレ八戸戦、8月22日のサガン鳥栖戦、8月29日のジュビロ磐田戦にDAZNが掲載されています。

栃木シティの試合を継続して見たい場合は、見る試合の日程と配信先をJリーグ公式で確認したうえで、DAZNの最新料金や視聴方法を比べると選びやすくなります。

栃木シティと栃木SCは同じクラブ?

同じクラブではありません。

2026/27シーズンは栃木シティがJ2、栃木SCがJ3です。

栃木シティは1947年の日立栃木サッカー部を起点とするクラブで、現在の「栃木シティフットボールクラブ」という名称は2018年12月に発表されました。

栃木シティがJ1へ上がるには?

2026/27シーズンのJ2は、年間1位と2位がJ1へ自動昇格します。

3位から6位はJ1昇格プレーオフへ進み、その優勝クラブにもJ1昇格の道があります。ただし、J1クラブライセンスの交付を受けていないクラブは自動昇格できず、3~6位の場合もプレーオフへ参加できません。

2026/27シーズンのライセンス判定で、栃木シティに交付されているのは施設基準の例外規定を使ったJ2クラブライセンスです。

Jリーグは、水戸、八戸、栃木シティ、宮崎について、例外規定2を使って昇格したクラブとして、2028年11月までに新スタジアムの場所、予算、整備主体を明記した具体的な計画を提出する予定としています。

これから予定されている主な日程

時期 予定
2026年8月 2026/27 J2リーグ開幕
2027年5月23日 J2第38節・栃木シティ対大分トリニータ
2027年5月29日・30日 J1昇格プレーオフ準決勝の開催週末
2027年6月5日・6日 J1昇格プレーオフ決勝の開催週末
2028年11月まで 新スタジアムの具体的な計画を提出予定

2026/27シーズンのJ2は2026年8月8日から2027年5月23日までの全38節です。栃木シティの第38節は5月23日の大分トリニータ戦として掲載されています。昇格プレーオフ準決勝は5月29日・30日の週末、決勝は6月5日・6日の週末に設定されています。

出典